2017年11月24日金曜日

Roboticsリハビリ機器HONDA歩行アシスト 導入検討中!


先日、リハラボ高井戸にて、今話題の「HONDA歩行アシスト」のデモンストレーションを
本田技研工業株式会社の担当者様をお招きして行いました。

まずは動画をご覧ください。↓


引用【HONDA 歩行アシスト/さあ次は一緒に何めざす?】



「HONDA歩行アシスト」は本田技研工業株式会社が、二足歩行ロボットASIMOの開発等で培った
「ロボテクス」の技術を応用し開発された歩行リハビリに特化した最新のリハビリ機器です。

リハラボでは現在「HONDA歩行アシスト」の導入を積極的に検討しています。







 いよいよリハビリ業界にも本格的なRoboticsの波が押し寄せてきてます。
弊社でも潮流に乗り遅れないよう、最新情報の収集を常に行ってきました。

 数年前は不安材料がとても多かった分野ですが、近年ようやくエビデンスと実績が伴ってきました。

 最新機器が日々開発・実用化される中、特に「HONDA歩行アシスト」は
リハラボで様々な分野での活用が期待できます。














 



HONDA歩行アシストは理学療法士による歩行分析と機器の設定・出力の繊細な調整が必須となります。
今回のデモを通じ、このような機器の使用に関しては専門職の知識と経験、技術が伴い初めてその威力を発揮する事を痛感しました。

 デイサービスで導入する場合、専門知識を持った理学療法士をしっかりと配置し、
なおかつリハビリに対して真剣に取り組んでいる組織でないと運用が難しいと思いました。

弊社のような施設が運営するデイサービスでこそより有用に効果を発揮することでしょう。
 当日参加した弊社所属の理学療法士約10名には実際に装着してもらい、
後日貴重な意見をもらいました。

 












やはりリハラボの専門職達が懸念するのは、実際に運用する際のリスク管理や具体的な運用方法についてです。
麻痺側の緊張コントロール、転倒予防、目標設定など様々なマネジメントが
キーポイントなってきます。


 クリアしなければならない問題点はあるものの明確な指標の元にリスク管理を徹底して運用すれば、
麻痺側の促通にとどまらず、パーキンソン病等の神経難病、
廃用による筋力低下など様々な疾患に対して適応となります。

 さらには、理学療法士の歩行分析能力が必須となるため、
専門職スキルアップのきっかけになることも付け加えておきます。

 現在プロジェクトチームを組み、訪問看護ステーションでの活用や自費リハビリへの展開も
視野に入れた話し合いを進めております。














 



入院時は最新の機器を使用したリハビリを受けられるものの、
退院し在宅に戻ると先進的なリハビリを受ける事が難しいのも現状です。

地域の皆様のためにも、新しい事に積極的にチャレンジしていく事が弊社の基本的考えです。

今後社内で議論を重ね、導入に向けて積極的に検討していきたいと考えております。

また進捗状況を随時お知らせしていきます。


株式会社 Reha Labo Japan 代表取締役 竹下 健輔